こんにちはkohapaです。
プレドニンの内服歴が約4年になります。
ステロイドパルス療法から始まり、症状によって減量、増量を沢山経験してきました。
プレドニンを内服していると悩まされる様々な副作用、今回はその中でも副作用として表れやすい症状であるニキビについて私自身の経験をお伝えしたいと思います。
プレドニン内服で何故ニキビが出来るのか?
プレドニンは炎症反応を鎮静化させる働きがあります。
体内の炎症は、自らの免疫機能が働くことで起きるので、その免疫作用をプレドニンで弱めて、体内の炎症を抑えていきます。
プレドニンは、炎症箇所だけでなく、体全体に作用する為、体の免疫力が低下します。
その為、感染などへの抵抗力も落ちるし、皮膚のバリア機能も弱まってしまいます。
その結果、皮膚が何らかの原因で感染し、皮膚炎を起こした状態がニキビとなります。
服用を始めてからニキビの副作用がでるまで
表面的な副作用が出てくるには服用を始めてからタイムラグがあります。
個人差があると思いますが、私の場合は初めての服用でニキビが出始めたのは1ヶ月が過ぎた頃でした。
この頃のプレドニン内服量は「30㎎/日」、結構多いです。
ニキビ症状が現れた個所は、フェイスラインと首から肩にかけてでした。
特にフェイスラインのニキビは症状がひどく、髭をそる事が出来ない程でした。
当時の担当医に相談し、塗り薬を出してもらいましたが、それほど効果があるかはわからないと言われました。
処方された塗り薬は、匂いが苦手で、私は使用を断念しました。
1ヶ月過ぎから出始めたニキビは、徐々に酷くなり、服用開始から4ヶ月頃がピークで、周りから指摘される程、酷かったです。
一方で、プレドニンの内服は、2週間に1回の通院で状態が良ければ5㎎づつ減薬していきました。
しかし、減ったり、増えたりを繰り返し内服から4ヶ月でも「30㎎/日」の内服量でした。
その時の、ニキビの対処は、洗顔くらいでそれ以外は特に何もしていませんでした。
服用量の減少とともにニキビも減少する
プレドニンの内服4ヶ月以降は徐々に量を減らして行きました。
減量と共に、ニキビの症状も落ち着いていきました。
内服開始から半年後にはピークを過ぎてニキビは減少していきました。
顔全体にあったニキビはポツポツと点在する程度になりました。
この時の内服量は「15㎎/日」でした。
プレドニンの内服量が最低量の「5㎎/日」になるとニキビはほとんど無い状態になりました。
気になる場合は専門医を受診するべき!
ニキビが気になる場合は、やはり医療も餅は餅屋です。
皮膚科の専門医に診てもらったほうがいいと思います。
以前、別の皮膚の悩みを呼吸器内科医に相談しても、「わからない」という返答でしたが、皮膚科へ行くと直ぐに原因がハッキリしました。
医者は専門分野以外は、結構知識が薄い事が多いです。
先生ですから、やっぱり頭良いんだろうなと思ってますけど、意外と一般常識だと思ってた事知らなくてビックリする事、結構あります(笑)。
専門分野の勉強し過ぎなんですかね。
手術後のプレドニン増量でニキビが再発!
2018年に大きな手術を受けました。
術後はプレドニンの内服量が「20㎎/日」と、増えました。
やはり、約1ヶ月経った頃からニキビが出始めました。
しかし、今回は前回とはニキビが出た個所が少し違いました。
特にひどかったのはおでこ、おでこから顔全体にかけてニキビが現れました。
さすがに結構目立つニキビだったので気になりました。
この時、術後の感染症でニキビが増大!
感染症の治療として抗生剤を使用しました。
とにかく抗生剤の副作用(吐き気)がきつくこの時の不調でニキビが一気に増大しました。
さすがにケアしないとマズイと思い、朝晩の洗顔に加えて妻の化粧水を借りて使用しました。
その後は、体調が落ち着いたこともあって一時期顔中に出来ていたような状態は抜け出しましたが、ひどかった時のニキビが少し跡になって残ってしまいました。
今は、1日ごとに10㎎のプレドニンを内服しています。
量としては、少ないので酷くなることはありませんが、跡がなかなかキレイにはなりません。
やはり、跡になってしまう前に対処が必要ですね。
まとめ
私の場合は現在、免疫抑制剤を服用している事もあってか傷などの治りがとても悪いのを実感しています。
採血や、点滴の跡などがなかなか消えません。ニキビが跡となって残ってしまっているのは免疫抑制剤を内服している事が原因かもしれません。
基本的にはプレドニンの服用で出来たニキビは薬の減少と共に減っていくので早く薬が減らせるように頑張りたいです。
後は、免疫抑制している以上は自身の治す力が弱くなっているので、何かしらのケアをしてあげる事が重要だと感じています。
跡になってしまう前に日常的に清潔に保つよう努力する必要があります。