こんにちはkohapaです。
私は2018年5月に肺移植手術を受けました。プロフィール
移植手術を受けられたお陰でこの度、念願だった2人目を授かる事ができました。
しかし、2人目を作るにあたって苦悩もありました。
今回は、その辺りの事をお話したいと思います。
移植手術後1年目は子供を作る事が出来ない
手術後は普段の生活で気を付けなければならない事を、結構しっかりと指導を受けました。
その中のひとつに、手術後1年間は子供を作ってはいけないという物がありました。
子供を作ってはいけない理由は、処方されている薬にあります。
個人差はあると思いますが、移植手術後の内服薬は全部で12種類くらいありました。
その中の「バリキサ」というサイトメガロウイルス感染症を予防する物が避妊をしなければならない原因です。
「バリキサ」は通常、手術後1年間内服するという決まりになっているようです。
内服中は、精子形成機能障害を起こす事があるという理由から避妊をする必要があるのです。
2人目を作るかどうかは葛藤もあった
手術を受けられることが決まる前から、何とか長女に兄弟を作ってあげたいという思いがありました。
姉と妹が居る私も、妹がいる妻も、兄弟の存在には助けられて来たという実感があるので、協力し合える兄弟を作ってあげたいという考えでした。
しかし、当時の私は、一人では1歳の娘の面倒を見る事も出来ない程の病状でした。
そういった状況もあり、もう一人授かったとしても、妻や家族への負担が大きくなると思い、妊活はしていませんでした。
2018年5月、大変ありがたい事に移植手術を受けさせてもらい、1年が経過した今は、多少の問題は抱えているものの、元気に動く事が出来るようになりました。
2歳になっておてんばが増した娘の面倒も一人で見る事が出来るようにまでなりました。
妊活を出来る状況にはなったが、不安や心配はあった
術後1年が経過し「バリキサ」の内服も予定通り終了。
妊活が出来る状況になりました。妻は私以上にもう一人欲しいという思いがありましたが、もう一人育てて行く事には不安もありました。
移植手術後は、免疫抑制剤を内服するので、細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちます。
感染すると重症化しやすいというリスクがある為、娘や妻が風邪を引いたり、感染症の疑いがあるような場合は、近くにある実家に避難しなければなりません。
手術後、すでに4回ほど避難生活をしました。長い時で2週間です。
子供が小さいうちは、抵抗力が弱いので色々な物に感染する事がある。子供がもう一人居れば感染リスクも2倍になる。
また、妻が妊娠している状況で、長女が万が一感染症などを患った場合、だれが面倒をみるのか。
両親にお願いするしか無いかもしれないが、親として無責任すぎるという思いもあり、2人目を作る事が、私たちにとって正しいのかという葛藤がありました。
やはり、2人だけで決めて良い問題では無いと思い、両親に相談しました。
私の両親は、長女に兄弟が居たほうが良いと思うと言ってくれました。
妻の母は、「一番苦労するのはあなた達だし、多分大変だと思うから、授かれば協力はするけど、賛成も反対も出来ない」と言いました。
確かにその通りです。一般の家庭と比べたら苦労するであろう事は間違いありません。
しかし、私は長女から沢山パワーを貰いました。
長女が産まれた事で、生きたい!という思いがより強くなったし、長女が居なかったら、私はもうこの世に居ないと思っています。
それくらい、長女には物凄く沢山のパワーを貰っています。
妊活をして、授かる事が出来れば、きっとこの時を待って居てくれた、弟もしくは妹。私たち家族に必要な存在なんだ。
そう思い、妊活を始めてみる事にしました。
妊活を始めて1ヶ月ちょっとで!?
私の体の事もあるので、しっかり計画を立てて、妊活をしました。
すると!?約1ヶ月後には妻が生理が遅れていると言いました。比較的周期が安定しており、妻的にはモヤモヤする日が続く状況だったので、早期妊娠検査薬を使ってみました。
「陽性」反応が出ました!
逆算すると、妊活を始めてから恐らく1回目か2回目が妊娠につながった事になります。
現在も多くの薬を服用している私は、内服薬や運動不足の影響から体温が35℃台まで落ちてしまいました。
そういった部分も妊娠できるかどうかの不安材料でもありました。
まさか!?こんなにも早く授かれるとは思ってもいなかったので、それこそ、この時を待って居てくれたんだと思わざるを得ない出来事です。
思い返せば、長女を授かった時も、妊活に入って1回目が妊娠に繋がりました。
私たち夫婦の相性が良いというのもあるかもしれませんが、これには運命的な物を感じます。
妊娠10週を迎えました
陽性が出たので、さらに早くはっきりさせたいという事で病院に行きました。
病院の検査を受けて、晴れて妊娠している事が確定しました。
しかし、2回目の健診でこの時期であれば本来、心拍が確認できても良いはずが確認できませんでした。
2週間後の健診で心拍が確認できなければ、流産と言われ、妻は結構落ち込んでいました。
「成長なんて個人差あるんだからきっと大丈夫!」と声を掛けました。
特に妻にとっては長い2週間だったと思いますが、無事に心拍を確認する事が出来ました!
ホントに良かった!!
10週目を迎えている妻は、長女の時には無かったつわりに苦労しています。
大変ですが、新しい命を感じながら頑張って欲しいです。
全てに感謝です!!!
長女が誕生したことで、私は信じられないパワーを貰いました。
娘の存在が生きていく上での一番の活力になっています。
きっと二人目の子も私にパワーと活力を与えてくれると思います。
安心して産まれて来られるように、妻とお腹の中の子のサポートを頑張りたいと思います。
また、支えてくれる家族が安心できるよう、私自身も体調を崩すことなく健康で居続ける努力をしていきます。
本当に、奇跡的な出来事の数々に感謝です!!