アイキャッチ画像出典:CHROME 公式オンラインストア
私は100万人に1人と言われる肺の病気と闘病しています。
現代医学では肺移植以外に助かる道は無いと言われ現在、肺移植待機中です。
30代になって症状が悪化し33歳にして在宅酸素療法を導入する事になりました。
外出時は携帯用の酸素ボンベを持ち歩く生活です。
やっぱり他人の目が少し気になる。
33歳にして在宅酸素療法を導入する事になり、やっぱり最初は外出時に周りの目が気になりました。
私自身、同じくらいの年代の方で酸素ボンベを携帯している人を見たことが無く、年配の方がカートを引いているイメージがあったので、鼻にチューブをつけている姿を見られるのが嫌でした。
気にしすぎかもしれませんが二度見されるような事もよくあります。
そんな経験から、なるべく酸素ボンベをつけている姿を見られたくないと思い、外出時も自動車内ではボンベは付けていましたが、車を降りる時にはボンベを外して生活していました。
車を乗り降りするたびに酸素ボンベを持つのも正直めんどくさいと感じていました。
しかし、自分の体を守るために導入した在宅酸素療法、周りの反応を気にして自分の体に負担をかけていては意味がないと思い外出時もしっかり酸素ボンベを携帯する事にしました。
その時に思ったのは、どうせなら酸素を付けていようが少しでもオシャレにしていれば開き直れている感じがして周りの目も気にならなくなるんじゃないかと思いました。
携帯用のバッグをボンベのメーカーから借りていますが、オシャレとは言えません。
まだ34歳。娘も1歳なのでこんな状態であっても少しでもかっこいいパパで居たい!という思いから携帯用の酸素ボンベが入るカッコいいバッグを購入しようと思いました。
酸素ボンベが入るショルダーバッグはなかなか無い。
私は左胸にペースメーカーが入っている為、リュックだとベルトが胸に当たるのでショルダーバッグ、ボディーバッグを探しました。
携帯用ボンベは約3㎏有り、背中に密着するボディーバッグじゃないと重くて背負えません。
しかし酸素ボンベの長さが約40㎝、高さ40㎝という条件をクリアできるバッグがなかなか見つかりませんでした。
酸素ボンベは固いので、背負う面にしっかりとクッションが入っていないと背中が痛くなる、という事もあり慎重にバッグ選びをしました。
凄く丁度いい!CHROME(クローム)カデット!
ようやく見つけたのがメッセンジャーバッグで有名な、CHROMEのカデットというモデル。
サイズ [W43 × H20 × D10(cm) 9リットル]
長さが43㎝もあるので酸素ボンベが丁度収まる。ボディーバッグで9リットルという容量のバッグはあまり無いんじゃないかと思います。
酸素ボンベがぴったり入って財布と手帳ポーチが入る余裕がある。
自転車に乗って背負う事を考えて作られているので、バッグがズレにくく、背中が当たる部分にクッションが入っているので硬い酸素ボンベを入れても痛くない。
肩に架かる部分もクッションが入っているので肩が疲れにくい。片手でベルトを調整できるようになっている。
金属製なので少し重いけどバックルもカッコいい(バックルが樹脂タイプの製品も有)。
ボンベの重量がまあまああるので、長時間背負う事になると少し疲れます。
しかし、とても体にフィットするので、少しの時間であればバッグを背負っているという感覚が少なく楽です。
一点気をつける事は、このバッグは左肩で背負う物という事。
私は左胸にペースメーカーが入っているので、右肩から背負うつもりで購入したのです。
大事な事なのに、ボンベが収まるサイズだった事に気を取られていました。
仕方なくショルダーパットの付いていないベルトを右肩にかけて使用していますが、思っていたほど気にならず一安心。
障害を負っていてもオシャレに気を使って前向きに生活していきたいと思います。