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ステロイドパルス療法の体験談 1ヶ月の入院生活

投稿日:2017年11月18日 更新日:

こんにちはkohapaです。

私は100万人に1人と言われる肺の病気を患っています。プロフィール。

2012年頃から喘息を併発、マイコプラズマ肺炎にかかり、2015年に1ヶ月間の入院を余儀なくされました。

マイコプラズマ肺炎の治療として「ステロイドパルス療法」を行いました。

「ステロイドパルス療法」とはどんな物なのか?経験談をお伝えしたいと思います。

ステロイドパルス療法ってなに?

この時の私のステロイドに対する知識としては「マッチョになるやつ?」くらいの知識しかありませんでした。

ステロイドとは、副腎(両方の腎臓の上端にあります)から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われています。

ステロイドパルス療法は1グラムのステロイドを3日間連続で点滴することを1クールとして疾患によって1~3クール行う治療法です。

多量のステロイドパルス終了後はステロイド内服をおこない、ゆっくりと減量していきます。

ステロイドパルス療法は、様々な病気に対して使われている治療法です。

また、症状によって、1クールだけの場合もあれば、3クール行う場合もあるようなので、入院期間は人によって様々です。

なぜステロイドパルス療法を受ける事になったのか?

私がステロイドパルス療法が必要と判断された理由

  • マイコプラズマ肺炎に感染している疑いがあった事
  • 肺炎で持病の悪化が考えられる事
  • 抗生剤では炎症が治まらなかった事

1ヶ月の入院をする前に、肺炎の治療で3日間入院して、抗生剤治療を行いましたが、再発してしまったという経緯がありました。

マイコプラズマ肺炎に加えて、肺の難病を抱えており、併発したことで症状が重くなっていたので、ステロイドパルス療法を導入する事になりました。

ステロイドパルス療法が始まる

当初、ステロイドの導入には少し抵抗がありました。

しかし、ステロイドパルス療法を始めて3日、4日後には肺炎が改善され始め、とても体が楽になってきたのを感じました。

ステロイドパルス療法の治療が始まって1週間後、慢性化していた気管支喘息の症状も無くなった!

治療前は、平地歩いても息切れがあった程でしたが、歩くのがめちゃくちゃ楽になりました!

気管支にまったく抵抗が掛かっている感じが無く、スムーズに呼吸が出来る!

この時は、抵抗のあったステロイド治療をやってよかったと本当に思えました。

楽な呼吸がしたい!数年間一番願っていた事だったのでとても嬉しかった。

炎症が治まってからは暇な入院生活

ステロイドパルス療法が功を奏し、治療を始めて1週間程で炎症も収まり体感的には元気になりました。

入院当初、食事もまともに摂れない状態だったのが、食欲も出て、モリモリ食べられるようになりました。

入院から10日くらいでステロイドパルス療法が終了し、点滴が外れました。なので2クールやった事になるのかな?

その後は、ステロイド内服に切り替わりましたが、まだ内服量が多く、抵抗力が落ちている為、しばらくは入院が必要となりました。

元気になってから退院まで、20日間近くあったので、とにかく暇を潰すのが大変でした。

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ステロイドパルス療法 私が感じた副作用

副作用に悩む

ステロイドは、副作用のデパートという別名が付くほど副作用が多い薬です。

副作用は身体的な物から精神的な物まで人によって様々です。

1ヶ月の入院中に感じた副作用には、以下の物がありました。

食欲の増進がハンパなかった!

代表的な副作用のひとつとして「食欲増進」があります。

私が感じた副作用で一番大きかったのは食欲増進でした。

入院前は体調が悪く、ほとんど食事が摂れないような状態でしたが、ステロイドパルス療法開始から1週間で食欲が回復し「食べたい!」という欲が爆発しました。

病院食だけでは全然満たされず、売店に行って、おにぎりやお菓子などを買い込み、常に何か食べていたいという状態でした。

また、入院中で好きな物を食べられない事にストレスが溜まる程でした。

入院中、頭の中は食べ物の事でいっぱいでした。

舌にカビ!?口腔カンジダ

ステロイドパルス療法を始めて1週間くらい経過した頃、舌がざらざらする感覚があったので医師に伝えました。

鏡で見ると、舌に白いポツポツが出来ていました。

ステロイドを使用したことで、免疫が低下し「口腔カンジダ症」を発症しました。

治療にはフロリードゲルという糊みたいな抗真菌剤を使用します。

口腔内にしばらく含んだ後飲み込むのですが、慣れるまでは気持ち悪くて吐いてしまいそうでした。

フロリードゲルの内服は数ヶ月継続されましたが、服用を始めると直ぐに改善されました。

眠れない

これもステロイド治療を行っている人は経験する事が多いと思います。

私は、不眠の副作用はそこまで強くはありませんでしたが、なんか興奮状態に入ってしまい、なかなか寝付けないという事はありました。 

以前、別件での入院で、同部屋の方が初めてステロイドを内服した夜「今まで見た事のない変な夢を見た」と言っていました。

睡眠にも影響を与える事があるみたいですね。

気分の高揚がある

気分が高揚する人もいれば、その逆もあります。

私の場合は、スポーツ中継に夢中になり、無意識にガッツポーズしたりと、異常に気分が高揚する事がありました。

ここまでが私が入院中に感じた副作用でした。

下の記事は、退院後に現れた副作用に関する記事です。

退院可能な内服量までステロイドが減薬

ステロイドの内服量が30㎎/日まで減薬された事で、退院の許可が出ました。

正確には、24日間の入院で、これ程長い入院は初めての経験でした。

とにかく暇を潰すのが大変だったので、退院できるのがとても嬉しかったです。

また、色々と食べたい物リストが出来ていたので、好きな物が食べられる喜びも大きかったです。

初めての入院で感じた事

入院が初めてだった私にとってはとても長い24日間でした。

体が元気になってからは、1日がとても長く感じ、テレビを見たり、本を読む位でとにかく退屈な事が辛くて仕方ありませんでした。

この時は妻にも「暇で暇で仕方ない!早く退院したい!」といったグチばかりこぼしていました。

そんな私を見かねて、妻は書店でマンガをレンタルして持って来てくれました。

友人も暇つぶしにパズルをくれたり、ポータブルDVDプレーヤーを持って来てくれて、わざわざDVDレンタルまでしてくれた。

妻や、友人、家族という自分を支えてくれる存在に本当に感謝を感じました。

初めての入院を経験して、最初はネガティブな感情が多かった私でしたが、支えてくれる家族や友人の為「絶対元気になろう!」と強く思うキッカケを与えてもらった初めての入院でした!

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