こんにちはkohapaです。
私は100万人に1人と言われる特発性肺へモジデローシスという難病と闘病中です。
私の肺は年を追うごとに組織が壊れこの先治る事は無く、肺移植するしか無いという状況になり、現在は肺移植待機中です。
ドナー患者登録をするにあたっての葛藤。
肺移植というととてつもなく大きな手術だと想像する。
移植医療はまだまだ発展途上、リスクも少なくは無い。
私はそのような大きな手術を自分が受けなければいけないという状況を受け入れるのに時間がかかった。
まだなんとかなるんじゃないかと思っていた。
でも3年間程病状の悪化で私生活もかなり辛い状況が多かった。
そういった状況が長かったせいで普通の感覚を忘れてしまったのかもしれない、はたから見たら移植手術を受けるべき状況にまで病状は悪化していたと思う。
自分では移植を受けなきゃいけない程悪いか?と思っていた。
もちろん帰ってこれる保証のない大きな手術を受ける事への恐怖心も少なからずある、そりゃ怖いよ。
ドナー患者登録をしてから実際に肺移植を受けられるまでに平均で2~3年はかかると言われている。
命すら助からない状況になってからドナー登録してももう手遅れ。
そうならない為にドナー患者登録をする決心をした。
家族の為にやはりまだ生きていなきゃいけない。
もちろん移植の順番が回って来てもその時に本人に受ける意思がなければ手術を受けなくてもいい。
ドナー患者登録したけど、ただ待つだけでいいのか。
私の病気は治る事は無い。
壊れた肺が回復する事は不可能というのが一般的、現代医学では治すことはできない。
しかし、治せないというのはあくまで現代医学においての事。
人間の体はまだまだ現代医学でも解明できない事ってたくさんあると思う。
むしろ解明出来ている事のほうが少ないではないか?と勝手に思っています。
人間の体は物凄く精密に作られている、小さな小さな卵子と精子から精密な構造の体を作り出す。
それって冷静に考えたら凄い事だと思った、こんな素晴らしい物を作れる人間が自らの体に起こった不具合を修正出来ないはずがないと思ったんです。
元々欠損して産まれた場合はわかりませんが、私に関して言えば15歳くらいまでは何の障害も無く生活していたという事実がある。
内に秘める人間の本当の力を引き出せれば元の健康な体を取り戻す事も不可能ではないんじゃないかと思う。
テレビなどでもよく医学では説明できない奇跡的な回復!という番組もありますよね。
奇跡を起こせる人って奇跡が起きる事を本気で信じた人だと思うんです。
肺移植の順番が回ってこれば手術は受ける、でも1番の理想はそれまでに体が奇跡的に良くなる事。
その為に、ただ移植を待つだけじゃなく自分にできる事をやろうと思った。
西洋医学で治らない物は東洋医学で治すとかよく聞く話。
西洋医学で治らないと言われた私は自然と東洋医学に興味を持った。
ネットで調べると奇跡が起きる的な物は山ほどある。
でも治療院に行ってお金をたくさん注ぎ込んだとか、余計に病状が悪化したとか、色々ある。
何が良いものなのか判断するのはとても難しいけど、気功に興味を持ったのでDVD付きの本を買って実践してみる事にした。
病気が治る「気功入門」
著者である中先生は中国やインドなど有名な気功師の元で20年近く本場の気功を学んだ方です。
気功入門編という事で、基本的には体操のような気功法が10数種類。
DVDが付いているので本を読むだけでは分かりにくい動作もよくわかる。
呼吸器に疾患のある私はDVDのペースにはついていけなかったけど、覚えてしまえば自分のペースで出来る。
朝の準備運動にもなるし運動不足のリハビリになって良い。
1つ1つの気功について細かく説明されているので理解を深めやすい。
中先生がその気功を習得した時の話なども乗っていて説得力がある。
気の事についても分かりやすく説明されていてとても勉強になる。
氣の呼吸法
氣の原理を提唱する第一人者が美容と長寿に欠かせない氣功術を伝授する。
普段の生活の中で役に立つ正しい姿勢や、行動に対する心構えなどすぐに実践できてなるほど、確かにと気づかされる点がいくつかあった。
呼吸法もよくある「何回吸って、何回吐く」といった呼吸法とは違い自分のペースで出来るので、とても心地よく集中して毎日続ける事が出来る。
近年、色々な瞑想方法などを見かけるが私の中ではこれが1番正しいやり方なのではないかと思わされた。
気という物に対する興味が大きくなったし、合気道に対する興味も沸いた。
自己治癒力を高める ~人体の驚くべき潜在能力~
あまり聞きなれない自己治癒力という言葉の意味が読み進める事で理解できる。
自己治癒力の医学的な説明、自己治癒力が発揮された実例、自己治癒力を高める方法が書かれている。
自己治癒力の医学的な説明の部分はかなり難しく素人には理解するのは大変。
実例や方法についてはわかりやすく解説されている。
絶対に自己治癒力を高めて見せる!という希望を抱ける内容だと思う。
まとめ
気功の方法は本によって全然違う、呼吸法なども違う、私はどちらの本からも自分が良いと思ったものを選んで実践しています。
まだまだ目に見える結果は出ていませんが、毎日修行のつもりで取り組む事が大事だと思っています。
きっとその先に何か新しい自分に出会えるんではないかという希望を持っています。
とにかく体調が良くなるイメージを持って奇跡を起こす事を信じ、これからも奇跡の回復を諦めることなく毎日過ごして行くという前向きな気持ちです。